膝と腰痛の関係性

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【院長日記】膝が悪いと腰も痛くなる?~施術家の僕が他院に通う理由~

こんにちは、岩﨑整骨院の院長・岩﨑です。

今日は、ちょっと個人的な話を交えつつ「膝痛と腰痛の関係」についてお話したいと思います。

実は僕、右膝の前十字靭帯を断裂した経験があります。

学生時代にケガをして、その後手術を受けました。

術後のリハビリもがんばりましたし、普段は痛みもなく生活できているのですが…

今でも走ったり、急な動作をすると、決まって右腰が痛くなるんです。

「膝が悪かったのに、なんで腰が痛むの?」と思われる方もいるかもしれませんね。

これ、実はとても“あるある”な現象なんです。


膝が悪いと腰に負担がかかる?

膝と腰って、体の構造的に遠いようで、実は密接につながっています。

膝に違和感や痛みがあると、無意識にかばう動きが増えますよね。

すると、左右の筋肉のバランスが崩れたり、骨盤や腰まわりの動きが不自然になったりするんです。

たとえば僕の場合、右膝をかばうクセが長年積み重なって、右側の骨盤や腰に負担が偏るようになってしまいました。

結果、腰の筋肉が張ったり、関節にストレスがかかったりして、腰痛として表れてくるんです。

特にスポーツ経験者や昔ケガをしたことがある方は、意外とこうした“連鎖する痛み”が原因で慢性症状を抱えていることが多いんですよ。


自分で施術できないからこそ、他院に通っています

この話をすると、よく「整骨院の先生って、自分で治せるんでしょ?」って言われることがあります(笑)

でも実際は、自分の体を自分で施術することって…やっぱり無理なんです。

どれだけ知識があっても、手が届かないし、筋肉の状態は他人の視点で見てもらった方が正確です。

だから僕は、調子が悪くなると他の整骨院や整体にも通っています。

施術を受ける側の立場になることで、新しい気づきもありますし、勉強になることも多いです。

特に最近は「どうすれば患者さんにもっと伝わりやすいのか」「どんなアプローチが体に合うのか」などを体感できる貴重な機会でもあります。

こうして得た経験や感覚を、自分の施術にもどんどん活かすようにしています。


痛みは放っておかず、ちゃんと向き合うことが大切

僕自身、膝をケガした当初は「もう治ったし大丈夫」と思っていました。

でも、年月が経つにつれ腰に負担が出てきて、「あのときもっとケアしておけばよかった」と感じることもあります。

だからこそ、同じように昔のケガをそのままにしている方には、早めに整骨院や整体に行ってみてほしいんです。

特に最近は「膝が痛いと思ったら実は腰から来ていた」「腰がしんどいと思ったら膝の歪みが原因だった」というケースも多く見られます。

体はひとつながり。

痛いところだけに注目するのではなく、**全体を見ていくことが本当の意味での“根本改善”**につながります。


最後に:施術家も“ケアされる側”になる

僕もひとりの人間なので、体の不調は出ますし、メンテナンスは欠かせません。

だから、時には自分の体としっかり向き合って、誰かにケアしてもらうことも必要です。

整骨院や整体って、「行きづらいな…」と感じている方もいるかもしれません。

でも、そんな方にこそ、「施術家だって通ってるんだよ」ということをお伝えしたくて、今回はこの話を書いてみました。

痛みは我慢せず、気軽に相談できる場所として、僕たちのような整骨院をもっと身近に感じてもらえたらうれしいです。

これからも、患者さんと一緒に、より良い体づくりをしていけたらと思っています😊