ランナーの方によく起こる症状

【ランニングによるケガや不調でお困りの方へ】
痛みを我慢せず、走り続けるための正しい対処を知りましょう!
「走り始めてから膝が痛くなった」
「足裏がズキズキして走るのがつらい」
「ふくらはぎが張って脚が重い」
「痛いけど、どうしたらいいかわからない…」
ランニングは誰でも気軽に始められる運動ですが、その一方で繰り返しの動作による身体への負担が大きく、特有のケガや不調を招きやすいスポーツでもあります。特に走る頻度が高くなったり、フォームに問題があると、さまざまな部位に痛みが出てしまいます。
当院では、ランナー特有の症状や痛みに対して、原因を見極めた施術と再発防止のためのトレーニング・フォーム改善アドバイスを行っています。
【ランニングで起こりやすい主なケガ・不調】
1. ランナー膝(腸脛靱帯炎)
膝の外側が痛むのが特徴。走ることで腸脛靱帯と大腿骨が擦れて炎症が起こるスポーツ障害です。長距離ランナーや坂道ランが多い方に多く見られます。
2. シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)
スネの内側(脛骨)に沿って痛みが出る症状で、走行距離の急激な増加や硬い路面での走行、柔軟性不足などが原因となります。放置すると疲労骨折に発展することもあるため注意が必要です。
3. 足底筋膜炎
足裏のかかと付近に痛みが出る障害。足底筋膜の過緊張により、炎症が起きている状態です。朝起きて一歩目が特に痛むという方は、足底筋膜炎の可能性が高いです。
4. アキレス腱炎
アキレス腱に炎症が起こり、ふくらはぎの筋肉の柔軟性低下やオーバーユースが主な原因です。初期には違和感程度ですが、悪化すると腫れや熱感を伴います。
5. 足関節の捻挫・不安定感
走行中の着地ミスや段差でのつまずきにより捻挫することもあります。その後しっかりケアをせずにランニングを再開すると、クセになり再発を繰り返すケースも多いです。
6. 腰痛・股関節の痛み
体幹の安定性が不足している方に多く、フォームが崩れて負担が腰や股関節に集中することで痛みが出やすくなります。
【ランニング障害の原因は?】
ランニングによるケガや不調には、共通して以下のような要因が関係しています。
◆ オーバーユース(使いすぎ)
ランニングは同じ動作を繰り返すスポーツのため、一定の部位に過度な負担がかかりやすいのが特徴です。特に走行距離や頻度を急に増やした際には要注意です。
◆ 筋力・柔軟性のバランス不良
筋肉の柔軟性不足や筋力のアンバランスにより、関節や靱帯に過剰なストレスがかかります。
◆ ランニングフォームの問題
身体の軸がブレていたり、着地の位置や角度が適切でない場合、本来負担が分散されるべき部分に集中して痛みが出やすくなります。
◆ シューズや地面環境
適切なランニングシューズを履いていなかったり、硬い路面・傾斜のある道ばかり走ることも原因になります。
【当院でのサポート内容】
当院では、ランナーの方のケガや不調に対して、痛みの緩和から再発予防・パフォーマンス向上までをトータルでサポートしています。
◇ 詳細なカウンセリングと動作分析
痛みが出ている部位や日常動作、走行距離・練習環境をお聞きしながら、姿勢やフォームの癖、関節の可動域を丁寧にチェックします。
◇ 手技療法・筋膜リリース
痛みの原因となっている筋肉の緊張や関節の可動域を改善するために、手技や筋膜リリース・関節調整などを用いて施術を行います。
◇ EMSトレーニング・体幹強化
深部の筋肉(インナーマッスル)を鍛えることで、走行時の姿勢の安定化と膝や足の負担軽減をサポートします。
◇ ストレッチ・セルフケアの指導
ケガを繰り返さないためには、ご自宅でのセルフケアの継続が重要です。症状に応じたストレッチやトレーニング方法を分かりやすくお伝えします。
◇ フォーム改善・シューズのアドバイス
必要に応じて、ランニングフォームやシューズ選びのご相談も対応しております。市民ランナーから部活動の学生アスリートまで、幅広くご来院いただいております。
【痛みを放置せず、早めの対応がカギです】
「走っていたらいつの間にか痛くなってきた」「少し休めば治ると思っていた」
…このように痛みを我慢して放置してしまうと、炎症が慢性化して長期離脱につながるケースも少なくありません。
特に大会前の追い込みや、練習の継続を重視するあまり、体からのサインを見逃してしまう方も多いです。
当院では、「なるべく走りながら治したい」というご要望にも可能な限り対応しながら、無理なく改善していけるプランをご提案します。
【まとめ】
ランニングによるケガや痛みは、「走ること」に真剣に取り組んでいる証拠です。
しかし、正しい対処をせずに我慢を続けると、走れなくなる期間が長引いてしまう可能性もあります。
当院では、ランナーの皆さまが安心して走り続けられる身体づくりを全力でサポートしています。
「これは我慢しないといけない痛み?」「どこに相談すればいいか分からない」といった不安があれば、ぜひ一度ご相談ください。